
牛首紬とは、霊峰白山の麓、白峰村で古くから織られてきた織物。
冬期は雪に閉ざされる厳しい環境の中で、山村特有の文化に育まれながら受け継がれてきました。





自然が育んだ手織
霊峰・白山麓の白峰村は紬の里。深い渓谷に抱かれるようにひっそりとあります。
春の訪れは、喜びの季節。短い夏の後の錦秋は、山々が紅に燃える一番美しい季節です。
冬の静寂も味わい深いもの。この里で織り上げたのが牛首紬です。


手から手へ 里人の心の紡ぐ
かつて白峰村の半分は手取川に飲み込まれ、多くの里人が散り々になりました。この里に代々受け継がれた手織りの業が一時は途絶えてしまいました。
牛首紬は、そんな中、細々と折り告がれた手織りの技を見直そうと村人の努力によって再び生まれた紬の最高峰です。


村の誇りでもある牛首紬……。
その魅力をいっそういかすのが京都の染めの技術です。
ときに優しく、ときにきりりと、染めによってさまざまな表情をもつ、牛首紬のきもの。
そして帯のかずかずは、新しい時代のおしゃれな装いとして多くのファンを持つようになりました。
